山形空港に、突然、アメリカ空軍のオスプレイが着陸したのは、今週の月曜日でした。機体トラブルが原因でしたが、まぁ、すぐに横田に帰るんだろうと思っていたら、なかなかの重症だったようで、ず〜っと居座ったまま。その間、山形空港は見物客が相次ぎ、すっかり観光地と化してしまったようです。
オスプレイは、2014年に霞目駐屯地で行われた大規模災害訓練で見ていますが(こちら)、その時は海兵隊の機体で、今回は空軍。塗装も違うし、機種付近の形状もそこそこ違う。
となると、やっぱり見てみたいと思うのが人の常(笑)
未だに県境を越えることには抵抗があるのですが、宮城県のコロナもだいぶ収まってきてるので、そろそろいいか、ということにします。報道によると修理はかなり長引きそうとのことなので、行くのは週末かな〜
とは言いつつ、平日でもそれなりに賑わっているようなので、土日は相当な混雑になりそう。しかも「山形県が東北防衛局長に、空港に隣接する自衛隊敷地内にオスプレイを移動するように要請」というニュースも入ってきました。
昨日は仕事でしたが、どうしてもやっておかなきゃないことだけ片づけ、急遽早退して山形に向かいます。
問題は、いつ自衛隊敷地内に移動するかですが、修理の作業が始まっていれば、そう簡単に移動はしないと思われます。もう一つ、火曜日以降、(たぶん)毎日飛来している故障機の僚機のオスプレイ。これも撮りたいところですが、だいたい各日とも昼過ぎに来ているようです。で、ナビに表示されている到着予定時刻が13:35。
う〜ん、どうなんだろう?
で、県境の坂を下り切ったあたりでツイッターを見てみたら、この日の飛来機はつい数分前に着陸しちゃったみたい。
ともかく空港に急ぎます。
敷地に入ったらなにやらエンジン音が響いていています。ともかく駐車場の空きを見つけて慌てふためき駐機場前に急ぐと、先ほど着陸した機体が今まさに滑走路にでるところ。
ぎりぎり間に合った感じです。てか、途中、コンビニで昼飯のパンを買わなかったらもう少し余裕だったなぁ〜
滑走路に出たオスプレイがふわっと浮き上がると周辺から小さな歓声が上がります。
いったん北へ向かったオスプレイは右に大きく向きを変え、南の横田へ向けて飛んでいきました。
肝心の故障機は、といえば、こんな感じ。左のプロペラが一枚外され、米兵さんが寄ってたかって修理中。右上にさっき離陸したオスプレイが飛んでいます。
これはこれで貴重なお姿ではあります。
フェンスにはこんな貼り紙。オスプレイが来たから貼ったのかどうかはわかりませんが…
実際の見物客は、"いかにもの方"はもちろんですが、地元の普通の方がけっこういらっしゃいますね。わりと高齢の方が多いかも。警備のお巡りさんは「水曜日が一番多かった」とおっしゃってました。
ターミナルビルの展望デッキからみるとこんな感じ。
ワタシ的には、正直それほどの混雑感はありませんが、この日の夕方、山形県から「オスプレイ見物はご遠慮ください」のお願いがでてました。
オスプレイの移動要請に、見物の自粛依頼。山形の知事さんは、民主党、社会民主党、日本共産党の支持で出てこられた方ですので、そういうことなのかな?と、ちょっと思ってしまいました。まぁ、土日に大量の見物客に来たら、空港としては確かに邪魔なんでしょうけど…
修理中のオスプレイの向こうを名古屋へ向かうFDAが離陸していきました。米兵さんたちは休憩中?
このまま17時過ぎまで空港にいましたが、これといった動きはないまま撤収となりました。
結局、オスプレイはこの日の夜のうちに自衛隊エリアに引っ張られて行ったようです。今日は見れる場所もかなり限られていて、遠いし角度もイマイチだし、で、昨日ちょっと無理してでも行ったのは、まずまず正解でした。あと40分早く着いていれば完璧でしたが…(笑)