姫路城、大塚国際美術館を見て、所期の目的は達しました。そして旅の3日目ですが、もう帰らなければなりません。さびしい限り。
で、この日のスタートは、朝7時過ぎの徳島駅前から。
ここからバスで徳島港へ行き、南海フェリーで和歌山へ。その後は関空経由で仙台に戻ります。
が、それではあんまりすぎる。あまりにも鉄分が少ない。ということで、最後の最後に鉄分補給。
和歌山電鐡で終点の貴志川へ行きます。
南海フェリーで海を渡り和歌山港へ行きますが、そのまま和歌山港駅から南海電鉄で関西空港や難波まで行くと電車代はタダなのですが、JRを使うので、今回は素直に和歌山港までのチケットを購入。ちょっともったいない気がする(笑)
天気は曇りで、時々青空が見えて日が差すという微妙な天気でしたが、時間とともに青空が大きくなってきました。
淡路島沖ですれ違った(多分)同型船の「かつらぎ」
ちなみに乗っていたのは「つるぎ」で、色は淡い緑系でした。
和歌山港からは南海電鉄で和歌山市駅へ。ここからJRの和歌山行きの電車に乗るまで、出入りする電車を撮影してたら、こんなのが来ました。
「めでたいでんしゃ さち」。加太線の電車です。めでたい感満載の色ですが、この色以外にも青系の「めでたいでんしゃ かい」がいます。ちなみにこの2本の電車、この直後の11月23日に結婚したそうです。ということは、この時は独身だったんですね。てか、今一つ意味がわかりませんが…(笑)
JRの105系で和歌山駅へ。ここから和歌山電鐵に乗ります。
平成18年に、廃止されるはずだった南海貴志川線を引き受ける形で開業したのが和歌山電鐵ですが、よくある第三セクターではなく、純粋に民間企業で親会社は岡山電気軌道です。
車両は南海電鉄から無償譲渡された2270系を使用していますが、いちご電車、たま電車などテーマごとに内装、外装とも、あの水戸岡鋭治氏によるリニューアルが話題となっていますが、それ以上に、たま駅長でブレークし、一般の方にも知られる存在となっています。
ここに来るのは20年ぶり。以前、乗ったのは平成3年と平成8年の2回。いずれも南海電鉄時代でしたので、和歌山電鐵になってからは初めてとなります。
改札内にある和歌山電鐵の切符売り場で一日乗車券を買って、電車に乗り込みます。ホームで待っていたのは、リニューアル第2弾の「おもちゃ電車」でした。
おもちゃを飾る木製の棚があったり、ガチャガチャが置いてあったり、座席もいかにも水戸岡イズム全開の車内です。
2両編成の電車の席は半分ぐらい埋まっている感じで、お客さんは地元の人が半分、あとは観光客で、明らかに外国人のお客さんも見えます。経営状態まではわかりませんが、土曜日日中の地方私鉄としてはなかなかの健闘なのかなと思います。
日前宮駅ですれ違ったのは「たま電車」。
車庫がある伊太祁曾駅でのすれ違いは「うめ星電車」でした。
この日、日中帯に動いていたのはこの3本のようです。
30分ちょっとで、終点の貴志駅に到着。
一応、たま駅長に表敬訪問しますが、今は二代目で「ニタマ」さんだそうです。ところが、ガラスの向こうに見えるのは後姿だけ。と思ったら、ニタマさんの向こう側もガラス窓。向こう側は売店になっているようでそちらへ行ってみます。
見れました。
が、狭い空間であっちからもこっちからも見られるニタマさん。写真を撮ってから言うのもなんなんですが、ちょっと辛いのではないかと思います。行くまではもう少し自由な環境にいるのだと思ってたのですが…
駅舎も猫推しです。
とりあえず、売店「TAMA SHOP」でお土産を少し買ったら、来た電車でそのまま戻ります。貴志駅の滞在時間はわずかに6分でした。
次の下車駅は大池遊園。平成3年に来た時もここで撮影しました。あの時は桜の時期ですが、今回は紅葉、と思ったのですが、すっかり終わってました。残念。
貴志側の鉄橋を行く「たま電車」。25年前に来た時は偶然だったのですが、結構な有名撮影地ですね。
こちらは和歌山側の鉄橋。「おもちゃ電車」です。
もう一度貴志側で「たま電車」。
ここには約2時間滞在。上下合わせて9本撮影しましたが、途中から外国人のカップルが来て参戦。東南アジアっぽい雰囲気の方で、言葉は通じませんが、とりあえずお互いに撮った写真の見せっこはしました(笑)
大池遊園駅に入って来る「うめ星電車」。
大池遊園駅って「おおいけゆうえん」だと思っていたのですが、「おいけゆうえん」駅でした。ずっと間違えて覚えていました。
「うめ星電車」の車内。
「おもちゃ電車」と比べるとシックな内装でした。
ということで、旅も最終盤。和歌山駅から「紀州路快速」、日根野駅で「関空快速」に乗り継ぎ、関西空港へ向かいます。
9月の台風でタンカー衝突による損害を受けた関空連絡橋。道路の橋桁は外れたままでしたが、電車は通常通りの運転で関西空港に到着。
あとは、ピーチで仙台に帰るだけ。離陸は18:25ですので外は真っ暗。往路の時のように下界の景色を楽しむことはできません(大阪湾は何となくわかりました)。なので、おとなしく帰ります(笑)
これで、2泊3日の旅は終了。はぁ、どっか行きたい(笑)
ということで、本年の更新はこれで終了です。ご覧いただいた方、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
では、よいお年を!