- 2015.03.30 Monday
石巻線で女川へ♪
3月21日の石巻線全線での運転再開から7日目の3月27日、石巻線に乗って女川まで行ってきました。
仙台6時23分発の石巻行き直通快速で出発。この列車は一部不通が続く仙石線の補完列車として小牛田経由で運転されている列車で、必然的に5月30日の仙石線運転再開とともに姿を消す運命にあります。という訳で、この機会にこれにも乗ってみたいと思ったのですが、仙台を朝出る列車は平日のみの運転。しかも朝早すぎ。で、土曜日出勤の代休をこの日に当てて、なんとか乗ることが出来ました。まぁ、朝5時起きでしたが・・・(笑)
▼朝の仙台駅の4番線ホーム
快速石巻行きの入線です。列車を待つ行列は6時の時点で既に出来ていました。どうせガラガラだと思っていたので、これはちょっと意外でした。車内はロングシート部はほぼ満席。ボックスシート部分もおおむね半分以上という乗車率でした。
この列車は仙台を出ると終点石巻までノンストップ。唯一停まった小牛田ではホームの無い側線への停車でした。
▼石巻線 涌谷〜前谷地
トンネルの向こうは前谷地駅(距離はそこそこありますが・・・)。交換する列車が既に待っています。
石巻線でキハ40系の活躍が見られるのもあとわずかです。
7時28分、石巻に定時到着。ここから小牛田から来る8時10分発の女川行きに乗り換えます。それまでの間に駅構内にある「マンガッタンカフェ」で朝食を、と思っていたのですが開店時刻が8時30分、ってダメじゃん。しょうがないので改札から出してもらって駅のコンビニでパンを買うはめに・・・。
▼石巻駅 女川行きが入線
▼石巻駅 手前が女川行き。奥から小牛田行きが入ってきました。
パンをかじりながら石巻線に揺られます。
▼沢田〜浦宿
右手に万石浦の穏やかな海が広がります。
石巻駅を出た時は高校生でそこそこの乗車率でしたが、渡波駅で高校生が降りると車内はガラガラ、残った乗客も浦宿で下車してしまいました。わずかな乗客を乗せて浦宿駅を出ると、ここからが3月21日から運転を再開した区間となります。勾配を上ってトンネルをくぐるとその先は女川の中心部となりますが・・・
▼浦宿〜女川
先の方に新しい女川駅舎が見えます。が、周囲の開発はこれからです。女川までの乗客が寂しいのも「むべなるかな」というところでしょうか。復興はこれから、ですね。
▼女川駅前
地盤が7m程かさ上げされてるため、駅前から海が見えます。周囲に建物が建ちだすまでのことでしょうから、これはこれで貴重な景色なのかもしれません。
▼女川駅
自動券売機の奥右手が駅の窓口。その先がホームです。特に改札口はないようです。
振り返ると斬新なデザインの女川駅舎は、羽ばたくウミネコをイメージしているそうで、坂茂さんという世界的な建築家の方が設計されたそうです。駅としての機能は1階の一部で、1階の残りの部分と2階は町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」として使われています。で、3階は展望フロア。早速登ってみます。
▼展望フロアから
駅前はきれいに舗装されていますが、その先はまだまだ工事が続いてます。
海岸近くではまだ重機が活躍中。
展望フロア部の屋根。鉄骨造りの建物ですが、木材が多用されています。
駅から港まで歩いてみました。が、駅前から海に向かっていると思った道が工事で行き止まりになっていたりして、そこそこ迂回し10分ほどで桟橋に到着。
▼海へ向かうと思って歩き出した道
この日は快晴でしたが風が強く、時折、砂塵が舞っていました。
▼桟橋から駅方面を望む
手前の船は金華山航路の船ですが、現在は日曜日のみの運航のようです。
周囲を一通り歩いて駅に戻り、折角ですので3月22日から営業を始めた「ゆぽっぽ」で温泉に浸かってきました。入浴料は500円ですが、3月一杯は100円とのことでした(って、今更の情報ですみません)。何にしてもまだ朝の9時過ぎ。会社では同僚たちが仕事を始める時間。お湯の中で手足を伸ばして、何とも贅沢な気分です♪
▼ゆぽっぽの休憩室
温泉に入る前に撮ったのですが、この1時間後には人で一杯でした。平日なのに周囲を含めて予想以上の人出でしたが、ほとんどが車で来た方々のようです。せっかく復活した石巻線ですから、もう少し列車にも乗ってほしいものですが、駅から歩いていける範囲に商業施設等がいろいろと整備されるのを待つようですかね。
温泉では約2時間もまったりと過ごしてしまいました。11時18分発の小牛田行きで女川を後にします。
▼展望フロア 女川駅に入線してくる列車
▼一面一線の女川駅ホーム
それにしても快晴の一日でした。
石巻でB級グルメ「石巻焼きそば」を食べて、今度は仙石線経由で仙台に戻ります。
▼石巻駅 仙石線ホーム
陸前小野行きのキハ110系は陸羽西線仕様。仙石線でキハ110系が見れるのもあと僅か。
▼矢本駅前
仙石線の不通区間は陸前小野〜高城町ですが、代行バスは矢本〜松島海岸で運転されています。今日は1台での運行でしたが、乗客が多い時は2台での続行運転もよく見られました。それにしても震災以来4年間の代行運転お疲れ様でした。もっとも安定財源だった代行バスがなくなるとバス会社は大変なのかもしれませんが・・・
▼バスの車窓から
新しい街ができる丘の上へと伸びる仙石線の高架橋です。奥が新しい野蒜駅方面となります。
こちらは東名側から陸前大塚方面への高架橋。奥にチラリと海が見えます。
代行バスの松島海岸到着は1分早着。おおむねダイヤどおりの運転でした。という訳で代行バスのお名残り乗車も終え、ここからは素直に仙石線の各停で仙台へ帰りました。
女川の復興は始まったばかり。まずは一歩進みましたね。また機会を見つけて行ってみたいと思います。
仙台6時23分発の石巻行き直通快速で出発。この列車は一部不通が続く仙石線の補完列車として小牛田経由で運転されている列車で、必然的に5月30日の仙石線運転再開とともに姿を消す運命にあります。という訳で、この機会にこれにも乗ってみたいと思ったのですが、仙台を朝出る列車は平日のみの運転。しかも朝早すぎ。で、土曜日出勤の代休をこの日に当てて、なんとか乗ることが出来ました。まぁ、朝5時起きでしたが・・・(笑)
▼朝の仙台駅の4番線ホーム
快速石巻行きの入線です。列車を待つ行列は6時の時点で既に出来ていました。どうせガラガラだと思っていたので、これはちょっと意外でした。車内はロングシート部はほぼ満席。ボックスシート部分もおおむね半分以上という乗車率でした。
この列車は仙台を出ると終点石巻までノンストップ。唯一停まった小牛田ではホームの無い側線への停車でした。
▼石巻線 涌谷〜前谷地
トンネルの向こうは前谷地駅(距離はそこそこありますが・・・)。交換する列車が既に待っています。
石巻線でキハ40系の活躍が見られるのもあとわずかです。
7時28分、石巻に定時到着。ここから小牛田から来る8時10分発の女川行きに乗り換えます。それまでの間に駅構内にある「マンガッタンカフェ」で朝食を、と思っていたのですが開店時刻が8時30分、ってダメじゃん。しょうがないので改札から出してもらって駅のコンビニでパンを買うはめに・・・。
▼石巻駅 女川行きが入線
▼石巻駅 手前が女川行き。奥から小牛田行きが入ってきました。
パンをかじりながら石巻線に揺られます。
▼沢田〜浦宿
右手に万石浦の穏やかな海が広がります。
石巻駅を出た時は高校生でそこそこの乗車率でしたが、渡波駅で高校生が降りると車内はガラガラ、残った乗客も浦宿で下車してしまいました。わずかな乗客を乗せて浦宿駅を出ると、ここからが3月21日から運転を再開した区間となります。勾配を上ってトンネルをくぐるとその先は女川の中心部となりますが・・・
▼浦宿〜女川
先の方に新しい女川駅舎が見えます。が、周囲の開発はこれからです。女川までの乗客が寂しいのも「むべなるかな」というところでしょうか。復興はこれから、ですね。
▼女川駅前
地盤が7m程かさ上げされてるため、駅前から海が見えます。周囲に建物が建ちだすまでのことでしょうから、これはこれで貴重な景色なのかもしれません。
▼女川駅
自動券売機の奥右手が駅の窓口。その先がホームです。特に改札口はないようです。
振り返ると斬新なデザインの女川駅舎は、羽ばたくウミネコをイメージしているそうで、坂茂さんという世界的な建築家の方が設計されたそうです。駅としての機能は1階の一部で、1階の残りの部分と2階は町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」として使われています。で、3階は展望フロア。早速登ってみます。
▼展望フロアから
駅前はきれいに舗装されていますが、その先はまだまだ工事が続いてます。
海岸近くではまだ重機が活躍中。
展望フロア部の屋根。鉄骨造りの建物ですが、木材が多用されています。
駅から港まで歩いてみました。が、駅前から海に向かっていると思った道が工事で行き止まりになっていたりして、そこそこ迂回し10分ほどで桟橋に到着。
▼海へ向かうと思って歩き出した道
この日は快晴でしたが風が強く、時折、砂塵が舞っていました。
▼桟橋から駅方面を望む
手前の船は金華山航路の船ですが、現在は日曜日のみの運航のようです。
周囲を一通り歩いて駅に戻り、折角ですので3月22日から営業を始めた「ゆぽっぽ」で温泉に浸かってきました。入浴料は500円ですが、3月一杯は100円とのことでした(って、今更の情報ですみません)。何にしてもまだ朝の9時過ぎ。会社では同僚たちが仕事を始める時間。お湯の中で手足を伸ばして、何とも贅沢な気分です♪
▼ゆぽっぽの休憩室
温泉に入る前に撮ったのですが、この1時間後には人で一杯でした。平日なのに周囲を含めて予想以上の人出でしたが、ほとんどが車で来た方々のようです。せっかく復活した石巻線ですから、もう少し列車にも乗ってほしいものですが、駅から歩いていける範囲に商業施設等がいろいろと整備されるのを待つようですかね。
温泉では約2時間もまったりと過ごしてしまいました。11時18分発の小牛田行きで女川を後にします。
▼展望フロア 女川駅に入線してくる列車
▼一面一線の女川駅ホーム
それにしても快晴の一日でした。
石巻でB級グルメ「石巻焼きそば」を食べて、今度は仙石線経由で仙台に戻ります。
▼石巻駅 仙石線ホーム
陸前小野行きのキハ110系は陸羽西線仕様。仙石線でキハ110系が見れるのもあと僅か。
▼矢本駅前
仙石線の不通区間は陸前小野〜高城町ですが、代行バスは矢本〜松島海岸で運転されています。今日は1台での運行でしたが、乗客が多い時は2台での続行運転もよく見られました。それにしても震災以来4年間の代行運転お疲れ様でした。もっとも安定財源だった代行バスがなくなるとバス会社は大変なのかもしれませんが・・・
▼バスの車窓から
新しい街ができる丘の上へと伸びる仙石線の高架橋です。奥が新しい野蒜駅方面となります。
こちらは東名側から陸前大塚方面への高架橋。奥にチラリと海が見えます。
代行バスの松島海岸到着は1分早着。おおむねダイヤどおりの運転でした。という訳で代行バスのお名残り乗車も終え、ここからは素直に仙石線の各停で仙台へ帰りました。
女川の復興は始まったばかり。まずは一歩進みましたね。また機会を見つけて行ってみたいと思います。
お写真、ゆっくり拝見させて頂きました。
石巻線、仙石線とも震災後にはまだ乗る機会を持てず、いつか訪ねたいとずっと思ってきました。
以前の女川駅とは場所も変わり、改めて訪ねれば別の駅のように感じてしまうかもしれません。仙石線の陸前大塚駅から遠く海沿いを走る列車を撮ったこともありましたが、線路は内陸側に移ったようですね。
今の風景を大切に、なかなか遠くていくことができませんが、その機会にはゆっくりと眺めて回りたいと思っています。
女川駅のお風呂でゆっくりするのもいいですね。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/