2日目の朝は、青森駅6時15分発の津軽線の電車でスタートします。津軽線で電車というイメージは今ひとつありませんでしたが、考えてみたらちょっと前までは特急電車がガンガン走ってたんですよね。今は昔ながらのローカル線に戻ったとはいえ、電化している以上、電車が走っていても何の不思議もないわけですね。

津軽線の701系です。これで今日は函館を目指します。

もちろん津軽線ですから、この電車に乗っても函館には行けません。新青森駅も通りません。では、どのようにして行くかといえば、この電車の終点蟹田駅で三厩行きの気動車に乗り換えて、途中の津軽二股駅で隣接する奥津軽いまべつ駅から北海道新幹線で木古内へ。そのあとは元江差線の道南いさりび鉄道で函館へという計画です。

奥羽本線を離れた津軽線は津軽半島の東側、陸奥湾に沿って北上します。左手には雪原が広がりその向こうには北海道新幹線の高架橋、右手には家並みが続き、その隙間から陸奥湾が垣間見え朝日がキラキラと輝いています。

津軽線最初の停車駅となる油川駅でEH800牽引の貨物列車と行き違い。EH800は以前、仙台総合鉄道部の構内で901号を見ただけで、貨物列車の先頭に立つ姿を見るのは初めて。この後、木古内駅で道南いさりび鉄道に乗り継ぐまでの約3時間で上り6本、下り2本を見ました。「津軽線は昔のローカル線に戻った」と書いたばかりですが、こうしてみると貨物の大動脈としての存在感は健在ですね。すみません、認識を改めました。

さて、家々に隠れチラリとしか見ることが出来なかった海ですが、瀬辺地駅を過ぎると次の蟹田駅の手前までは海岸沿いを走り朝日が輝く海の景色を堪能できました。

電車は蟹田駅まで。この先は隣のホームで待っていたキハ40系気動車に乗り換えます。私が高校生の頃に登場した40系気動車ですが、もうずいぶん数が減ってしまいました。もしからしたコレが最後かもと思いながら乗り込みます。

中小国駅を過ぎると右手に分岐する線路があって、左からやってきた北海道新幹線の高架橋と合流していきます。以前、「はつかり」や「スーパー白鳥」に乗ったときはあの線路を走っていたわけです。

そしてこの先は、それこそ昔と変わらぬローカル線の風情ですが、右手から新幹線の高架橋が近づいてくると、その先には周囲の風景にそぐわぬ巨大な奥津軽いまべつ駅の威容が見えてきます。津軽二股駅はその脇にちょこんとある無人駅。ここで下車します。40系気動車の後ろに見える跨線橋のようなものが奥津軽いまべつ駅への連絡橋です。

津軽二股駅の隣には道の駅「アスクル」がありますが、まだ営業時間前。大きな屋根つき駐車場とあとは何もない駅前を見て奥津軽いまべつ駅へ。エレベーターで先ほどの連絡橋まで上がります。津軽線を跨ぐのですが、津軽線の段上にも線路があります。とその線路を貨物列車が駆け抜けていきました。何となく奥津軽いまべつ駅では新幹線のホームの前を貨物列車が通過していくのではないかと内心期待していたのですが、貨物列車は駅の外側を通るんですね。ちょっと残念(笑)

駅自体は切符売り場と待合室とトイレがあるぐらいの何もない駅でした。売店もなかったような気がする… 

改札を抜けてエレベーターてホームに下りると間もなく盛岡駅始発の「はやて93号」が入線してきます。初めて乗る北海道新幹線ですから、JR北海道のH5系を期待したいところですが残念ながら入ってきたのはE5系。H5系の運用は時刻表を見てもわからず運がすべての車両です(調べる方法を知らないだけかもしれませんが)。実は昨日乗った「こまち95号」に併結された「はやぶさ95号」がH5系だったんですけどね(笑)

青函トンネルについてのちょっとした説明アナウンスが車内に流れ、まもなく青函トンネルに突入。車内の案内表示にも「青函トンネルに入りました」的な文字が流れます。そして、トンネルに入ると真っ暗でつまらん(笑) 昔走っていた快速「海峡」に使っていた50系客車にはトンネルのどの辺を走っているか表示が出たのですが、あんなのがあってもよいのでは…と思いました。

トンネル突入から約20分で北海道上陸。「北海道へようこそ」という車内アナウンスが流れます。

木古内駅で下車します。

木古内駅での上り貨物列車。一番海側のホームは使われず雪に埋もれた状態。中央のホームは半分解体した状態で、左側、一番山側のホームだけが使われていました。停まっていたのは道南いさりび鉄道のキハ40系。塗装はJR北海道時代のままです。さっき、津軽線のキハ40系に乗ってこれが最後かも、と思ったばかりですが、こっちが本当の最後かも(笑)

海岸段丘の上を行く元江差線の道南いさりび鉄道も景色のよい路線です。津軽海峡を行く船や海越しの函館山などが楽しめます。ただ、函館山の左側の雪雲が気になるところです。

果たして茂辺地駅あたりから雪が激しくなってきました。対岸はもちろん手前の海岸線すら見えません。

この日の午後は、函館でレンタカー借りて大沼へ行き、駒ケ岳をバックに函館本線の列車を撮るつもりでいたのですが、この雪の降り方を見ると駒ケ岳はちょっと絶望的。予報では翌日の天気は「晴れ」となっていたのでそこに期待を込めてこの日は函館市内で市電を撮ることとします。

函館駅に着いた頃には雪はやんでいました。今の駅舎になってもう10年以上経っていますが、駅舎に入るのは初めてです。コンパクトでこぎれいな駅ですが、昔のごちゃごちゃした駅も懐かしいですね。

駅前に出ると市電が走っていますが、いきなり719号が見えました。かつての仙台市電400型によく似たデザインの電車ですが、函館市電では貴重な「広告電車」ではない電車でもあります。結果的にこの日、走っていた電車で広告電車でなかったのはこの1両だけでした。

このあとは駅前の函館バスの案内所で市電の一日乗車券を買って適当に電車で移動しながら市電を撮影しますが、この間、雪は降ったり止んだりの繰り返し。

で、谷地頭行きの電車で十字街方面へ走っていると、向こう側から雪煙をあげて走ってくる黄色い車両。「おっ、ササラ電車か!」と前方を見ますが、なんか変。よくよく見てみると電車ではなく自動車でした。

まぁ、確かに電車である必要はないのですが…ちょっとがっかり(笑)

ともかく慌てて次の電停で降りたのですが、間に合いませんでした。ササラ自動車?は降りた電車の向こう側を走り去ってしまいました。こちらは電車の中から撮った1枚です。

思わず降りてしまった魚市場通電停付近でバックに函館山を入れて。

十字街電停で谷地頭方面と函館どっく前方面に分かれるのですが、分岐点付近に操車塔が残っていました。

赤レンガ倉庫や自由市場にも行って見ますが、赤レンガ倉庫はおしゃれすぎてまったく馴染めず(笑)、ようやく見つけた自由市場は日曜日で休み(爆)。とりあえず赤レンガ倉庫のそばで見つけた招き猫。こういうのはわりと好きです(笑)
結局、何だかんだで市電を撮るしかなくて、谷地頭の手前、坂のてっぺんにある電停「青柳町」へ。

坂を十字街方面へ少し下りて待っているとやって来たのは広告なしの719号。谷地頭から戻ってきたところを撮ります。ちょうど日も差して、狙っていた雰囲気で撮れました。ハイカラ號を除けば最古参の500形、最新の超低床車9600形と見たかった車両は見れずじまいでしたが、まぁいいか、って感じです。

この後は五稜郭タワーに行きます。五稜郭タワーは昭和57年に行ったきりなので、実に35年ぶりです。その間にタワーは建て替えられ、かつては約60mだったのに今は約100mとずいぶん高くなりました。ただ、着いた時間が少し遅かったみたいです。せっかく日が差してきたのに海の上に広がる雲の向こうに隠れてしまいました。

五稜郭の向こうはまだ少し日が差しています。

こちらは函館山方向。函館山の右側の雲が無ければもう少し日が差してくれたのですが… 

そしてこちらが函館空港。この辺はまだ陰っていません。ちょうど降りてきた飛行機が見えますが、よく見ると垂直尾翼の虎柄が印象的なタイガーエア台湾です。

日が暮れると五稜郭公園のライトアップが始まります。コレが見たくて来たのですが、目で見るより写真の方がキレイに見える…ような気がします(笑)

後は函館駅前に戻り、朝市で開いていた食堂で夕食。これでこの日の作戦は終了です。

翌日はこの日に行けなかった大沼方面を目指します。

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