- 2018.03.12 Monday
7年目の仙台空港で…
あれから7年過ぎました。長かったのか短かったのか、もはやよく判りません。
少しばかり怖い思いをし、数週間にわたって不便な思いをした… そんな感じ。
個人的には震災による直接的な被害がほぼ無かったこともあってか、自分の中では確実に風化が進んでいるような気がします。
そんな気分にカツを入れるかのように、昨日のテレビは震災関連番組のオンパレードでした。大雑把に分けると、「被災地の人々の今」「次の災害への備え」の二つがテーマとなっており、これも年を経るにつれて少しずつ変わって来ているようです。
昨日は天気もよかったので仙台空港まで行って見ました。
まぁ、このところ行っていなかったので、久しぶりに。と、いうことなんですが、ここは私にとって初めて訪れた津波被災地でもありました。もともと住宅が多いエリアではありませんが、それでもその場に立ったときは、あまりの惨状に足がすくみ、写真もろくに撮れずにいたのを思い出します。
あの日、米軍のC130が降りてきた滑走路に降りてきたのは、4月1日を最後に運行休止となるユナイテッド航空グァム線のボーイング737。って予定よりも30分早い到着。間に合わなかった〜 むなしく頭上を通り過ぎる機体を指をくわえて見ていました。
続いて降りてきたのが、コレ。J-AIRのエンブラエル190ですが、なんか賑やか。
ミニオンジェットでした。この日には今ひとつ相応しくない気もしますが、とりえず初めて見ました。
場所を変えてさっきのユナイテッドの離陸を撮ります。
下手をしたら、これが仙台空港で撮る最後のユナイテッド機になるかもしれません。
この後は風が変わってたのか離陸方向も変わってしまいました。雲も増えてきたので、まだ「お昼ちょっと過ぎ」というところですが、これで撤収。
自宅に帰り、14時46分。NHKの中継に合わせて黙祷。遠くから聞こえてくるお寺の鐘の音が、なんか心に沁みます。
こちらは帰る途中に通りかかった仙台市役所。
羽生選手の金メダルを祝う看板の手前に半旗。…あざなえる縄のごとし、ですかね。
結局のところ飛行機を撮りに行っただけでしたが、それでも久しぶりにいろいろと考えた1日でした。