旅行2日目の朝。札幌駅から次の目的地に向かいます。

道東の釧路や網走はそれぞれ複数回行っていますが、道北は一度だけと今ひとつ縁の薄かったエリアです。その1回も夜行急行の「利尻」で稚内駅まで行き、ノシャップ岬を見ただけでそのまま天北線の浜頓別まで行って友人の車に乗り継いだため、宗谷本線は日中は乗っていないという状況。やはり一度は日のあるうちに乗っておかねば、ということで、この日の目的地は稚内です。

天気はイマイチ。昨夜の雪はあがりましたが、見上げれば灰色の空が広がっています。予報でも札幌、稚内ともに終日曇り。途中の旭川や名寄あたりは昼頃に晴れマークが付いていたので少しは期待したいところです。

稚内までは、札幌から唯一の直通列車となってしまった特急「宗谷」に乗ります。札幌7:30発ですが、その前に6:56発の網走行き特急「オホーツク1号」を撮影。「オホーツク」には平成21年に乗ったきり。その時はキハ183系の古い方のタイプでしたが、新しいタイプのキハ183系に替わっていたんですね。にしても、ヘッドマークが飛んじゃって何も見えません(泣)

後姿ですが、かろうじてヘッドマークが見えます。隣の789系は回送列車みたいです。青と緑、並んで走り去りました。

オホーツクを撮っている最中、1番線にJR北海道のリゾート列車「ノースレインボーEXP」が入ってきました。急ぎ1番線ホームに移動。

近くで見るのは初めて。3号車以外はハイデッカーで、3号車はダブルデッカー。かわいい顔をしていますが、見た目よりも大きな車両です。

数分停まって、無人のまま小樽方向に走っていきました。何だったんだろう?

気づけば「宗谷」の発車15分前。朝食用の駅弁を買ってホームに上がるとそこそこの行列が出来ています。慌てて列に加わりますが、10数番目ぐらい。大きな荷物を持った人が多くて予想外の人気なのかも。

するとホームに案内のアナウンスが流れます。

「稚内行きの特急宗谷は、不具合により車両が変更となっております。グリーン車はございませんので、グリーン券をお持ちの方は1号車の同じ番号にお座りください」

何なんでしょう? もとよりグリーン券なんて持ってませんのでそっちは関係ありませんが、どうやら通常の4両編成から5両編成に変わっているとのこと。その結果、自由席車が1両から2両に変更だそうで、指定券すら持っていない身としてはありがたい限り。

そして発車10分前ぐらいに入ってきたのは… さっき小樽方向に走り去った「ノースレインボーEXP」でした。なるほど、そういうことでしたか。通常、特急「宗谷」に使われるのはキハ261系ですが、乗ったことがなかったので楽しみの一つではあったのですが、こっちの方がいいのは言うまでもありません(笑)

自由席車2両の効果もあって無事に座ることはできましが、発車間際までお客さんが乗ってきて2人がけのシートで2人分とも空いている席はなくなりました。という、まぁまぁの乗車率。

曇り空の下、ノースレインボーEXPの特急「宗谷」は定刻に発車。ハイデッカーからの眺望はなかなかです。

ちなみに今回利用した切符は「Peachきた北海道フリーパス」。ピーチで新千歳空港に来ると、新千歳空港駅のみどりの窓口で買うことが出来ます。お値段は12,500円で、有効期間は4日間。指定されたエリアの特急を含む列車の自由席に乗ることが出来ます。札幌から稚内まで特急自由席で9,930円ですから、まずまずお得な切符です。ただし期間限定で、今シーズンの発売は3月31日までです。

途中、岩見沢や滝川でそこそこの乗り降りがあります。大きな荷物の人が多かったので、みんな稚内まで行くんだろうかと思っていたのですが、そうでもないみたいです。

滝川にいたキハ40。ホームの屋根を支える無骨な柱がよい感じ。

滝川を過ぎると青空が広がってきました。白い平原とのコントラストがキレイです。

木々も真っ白。3月中旬なのに、この雪国の光景が広がります。

旭川では下車客多数。やっぱり函館本線内の移動が多かったみたいです。旭川からの乗車客も多少いますが、自由席車はだいぶ余裕のある状態になりました(あとから覗いた指定席車はそこそこの乗車率のままでしたが…)。ここで4号車から最後尾の5号車に移動します。

旭川を出て間もなく塩狩峠に差し掛かります。右へ左へと向きを変えながら山を登っていき、峠を越えるとこれまでの石狩川水系から天塩川水系へと変わります。

車外の光景とは裏腹に車内はぬくぬく。暑いぐらいで、セーターも脱いでしまいます。ポットに入れたホットコーヒーも出番なしです。

木の種類は判りませんが、雪をかぶった様子が、何となく北国っぽいなぁ〜、と思います。

天気は雪交じりの曇りから青空が広がったりと目まぐるしく変わります。

「ノースレインボーEXP」の車内から。天井の肩の部分に天窓が設置され明るく開放的な造りとなっています。

士別で上りの特急「サロベツ2号」と交換。あちらはいつも通りのキハ261系。最後部からの展望です。

事件が起きたのは豊清水を通過してから少し行ったところ。何にもない山の中で急停車。そういえば、旭川を出たところで、
「この先、野生動物が多数生息しているエリアとなります。急停車する場合が〜」
なんて感じのアナウンスがありましたが、もしかして…と嫌な予感。
「ただいま、鹿と接触した関係で急停車しました。これより取り除く作業を〜」

マジか。

とりあえず様子を見に先頭車へ行ってみます。

この車両はリゾート列車だけあって前方の展望がよいのですが、それが災いして一番前に座っていた方はしっかりと見ちゃったそうです。なんでも、
「線路上にうずくまっていて、たまたまカーブの向こう側だったのでブレーキをかける間もなかった…」
とのことでした。

その方には「見るもんじゃないですよ」と言われたのですが、最後尾の車両に戻る途中で見ちゃいました。

現場は2号車と3号車の間。運転手さんと車掌さんが引っ張り出していました。仕事とはいえ、大変です。とてもあれをできる自信がない。ん〜、子鹿かな〜 ちょっと辛い。合掌です。物見高くてすみません。

停車していたのは10数分、というところでしょうか。ふたたび走り出した特急「宗谷」。音威子府を過ぎると、左手に天塩川が寄り添ってきます。

筬島の先です。川面が凍っているのでしょうか? 真っ白ですが、黒く水面も見えます。よく見るとちゃんと流れているようです。

羽幌線の終点だった幌延で上りのキハ54と交換。

長い汽車旅ももうすぐ終点の稚内です。抜海を過ぎると、ある意味、宗谷本線のハイライト、利尻が見える!…はずなんですが、左手に広がった日本海の上はがっつり曇っています。部分的に日が差している場所もあるのですが、島影は全く見えず。気配もなし。

特急「宗谷」の終着駅であり日本最北の駅、稚内へは車両変更とあの接触事故の影響で24分遅れでの到着でした。

この後は稚内観光の定番中の定番、宗谷岬を目指します。

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