先週の日曜日のことですが、河北新報の朝刊を見ていたら、「松島電車 歴史を知って」という見出し。

小牛田の駅構内で“松島電車”の展示会をしているという紹介記事でした。

松島電車とは、大正11年から昭和13年にかけて運行された、東北本線の松島駅(通称“山線”の松島駅で、現在の松島駅とは全く別の場所です)と松島観光の中心地である五大堂を結ぶ鉄道で、営業キロ数はわずかに3.8km。路面電車タイプの車両が使われていました。

運行期間も短かったことからマイナーな存在であり、資料も少なく、車両の写真はだいぶ前に東北福祉大学の鉄道交流ステーションの企画展で見たぐらいです。

どんな展示かはわかりませんでしたが、家でグダグダしててもしょうがないので、小牛田の駅まで行ってみることに。

展示会会場は駅舎中にある美里町総合案内所。この日、駅ではちょうど「えきフェスMISATO2019」というイベントが行われていたこともあってか、なかなかの賑わいです。

子供連れのお客さんも多くて、「へぇ、こんな電車があったんだ」てな感じで展示資料を見ています。

で、私が期待していた当時の写真については、残念ながら以前、東北福祉大で見た不鮮明な電車の写真、電動車の3号と付随車の1号の2点のみでした。

会場内は撮影禁止でしたのでご紹介はできませんが、メインの展示は当時の雰囲気を伝えるイラストとかつてのルートを記した地図、それに対応した現在の写真です。

運よく主催者の方とお話できたのですが、やはり資料は非常に少ないらしく、主に松島町史と地元の方への聞き込みを基に現地を調査して作成されたそうです。地元の方といっても、当時のことを知っているとなるとかなりのご高齢でしょうから、聞けるタイミングとしてはギリギリだったかもしれません。いろいろと大変だったろうなと思います。

でも、地図上に路線が引かれたものを見るだけで楽しくなります。ここで川を渡り、宮城電鉄とはここで立体交差して… なんか、当時の息吹を感じるような。

それと、たまたまですが、松島電車のHOゲージの模型を作られた方がいらしてて、私も見せていただきました。あの写真を基にサイズを割り出して作られたとのことで、素晴らしい出来栄えに、思わず声を掛けてしまいました。なんか、割り込んだような形になって申し訳ありませんでした。

茶色い塗装にダブルルーフ、2軸単車の古典的車両ではありますが、なんかおしゃれにも見えてしまいます。やはり立体化されると存在感が違います。こちらは了解をいただいて写真を撮ったのですが、ネット上に上げてよいか伺うのを忘れてしまいました。お見せしたいのは山々なのですが…

開業当初は好調だった松島電車も、仙台へ直通する宮城電鉄(現JR仙石線)の開業や並行バスの運転で一気に業績が悪化。ついには競売に掛けられ落札者にレールを剥がされ運行が出来なくなり、宮城電鉄によるてこ入れも甲斐なく、完全に姿を消してしまった悲劇的な鉄道でした。でも、あれから約80年、こうして掘り起こしてくれる人がいて、少しは浮かばれるというところでしょうか?

廃線めぐりはあまりしないのですが、ちょっと歩いてみたくなりました。とりあえず涼しくなってから…(笑)

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